競馬ネタ

【ワグネリアン急死は意外な原因!?】JRAでも例のない難病とは一体…

2018年ダービー馬“ワグネリアン”が急死

血統父 ディープインパクト  母 ミスアンコール(母父 キングカメハメハ)
馬主金子真人ホールディングス
調教師友道 康夫(西)
戦績.主な勝鞍17戦5勝  東スポ杯2歳S(GⅢ).日本ダービー(GI).神戸新聞杯(GⅡ)

2022年の中央競馬が開幕となったその日、業界に衝撃が走るニュースが飛び込んできました。

「2018年ダービー馬 ワグネリアン急死」

管理する栗東友道康夫調教師によると、ワグネリアンは肝臓疾患にてトレセン内にて入院をしていたが、5日に容態が急変。帰らぬ存在となってしまったとの事…解剖の結果死因は【多臓器不全】。昨年のジャパンカップにも出走していた事もあり、突然の訃報に驚かれた競馬ファンの多いのではないでしょうか。

だがワグネリアンの場合は“JRAの歴史の中”で0例

今回気になったのはワグネリアンの死因でもある【多臓器不全】という言葉。

人間においてこの【多臓器不全】は難病に指定されていて、生命維持に重大な影響を及ぼす状態で近年“死因=多臓器不全”とされ、肝不全、腎不全、呼吸不全、心不全が合併した際にこの【多臓器不全】と用いられる様です。

ですが前記はあくまで“人間においての話し”。お馬さんにとってこの【多臓器不全】で急死してしまう例は非常に少なく、ワグネリアンの場合【多臓器不全】を引き起こしていたのは卵大の“胆石”が胆管に溜まったのが原因である事が後に分かり、競走馬に胆石ができて、それが原因で命を落としてしまった例は“JRAでも始めての事”らしい…

なぜその胆石を早期に見つける事ができなかったのか。

肝臓はよく“沈黙の臓器”と言われていて、病気になったとしても気づかずに進行してしまい、最終的に気づいた段階ではもう手遅れという事は人間でもよくある話しです。

特に競走馬となれば言葉が話せるワケでもなく、ましてや競走馬に胆石が出来る事は世界的に見ても稀。だからこそここまでの大きさになってしまい、最終的に急死に至ったのだろう。

ちょっと話は逸れてしまいますが、ここで“胆石”にまつわる有名人の話しをひとつ…

日本人2人目となるWWE殿堂入りの伝説のプロレスラーこと【藤波辰爾氏】。この藤波辰爾氏も過去には胆石で命を落としかけた一人であり、2010年に「胆石除去手術」を実施。それまでは痛くてプロレスどころではなかったのが、胆石を除去した途端に見違えるほど動ける様になり、その際に「もっと早く手術をしておけばよかった」とコメントしている。

この前提を考えると、きっとワグネリアン自身も計り知れない痛みを抱えた上で出走を繰り返してきた可能性は高く、早期に発見し胆石を除去できていれば日本ダービー以降の計11レースでの出走で勝利を得られていたかもしれないと思うとちょっとやるせないですね…

福永祐一をダービージョッキーにしたワグネリアン

そしてワグネリアンを語る上で忘れてはいけないのが、2018年の日本ダービーにて晴れて「ダービージョッキー」となった福永祐一騎手の存在でしょう。

「今朝、最後のお別れができましたが、本当に残念です。昨年末から具合が悪いとは聞いていましたが、ここまで悪くなっているとは思っていませんでした。関わってくれた人が手を尽くしてくれた結果なので、仕方がないことなのですが、残念です。自分の人生を変えてくれた、特別な思い入れがある馬です。ダービー後はワグネリアンに何も返すことができなかったことが心残りです。素晴らしい経験をさせてもらって感謝しかありません。心からご冥福を祈ります」   ※ 原文そのまま

わたくし宝塚菊夫自身、福永騎手はあまり好きではない騎手なのですが(福永騎手ファンの方すいません…)、当時日本ダービーをテレビで鑑賞中、最後の最後でワグネリアンが勝った際は鳥肌が立ちましたし、福永騎手の涙にもらい泣きしてしまいました(笑)

ちょっとここも余談なのですが、昨年のジャパンカップ、コントレイルのラストランの際もウイニングラン、そして勝利ジョッキーインタビューで福永騎手が泣いた際も“完全にもらい泣き”… なんだかんだで福永騎手に泣かされています。

非常に惜しい馬をなくしてしまい、血統的にも「ディープインパクト×キングカメハメハ」は今後も注目の存在だっただけにかなり残念ですね…

 

ちなみに、またまた余談にはなりますが、プロレスラーの藤波辰爾氏の補足で、同じ症状だったアントニオ猪木氏に「胆石手術」をゴリ押ししたのは何を隠そうこの藤波辰爾氏です。